【インターンシップ体験記】サイト改善提案に挑んだ2週間
こんにちは。INIの梅田です。
弊社恒例のインターンシップを2年ぶりにオンライン+対面のハイブリッド形式で実施し、今回も2名のインターン生にご参加いただきました!
今年は企業サイトの改善提案を課題としてプレゼンテーションに臨んでいただきました。
ミッションは下記の通りでした。
課題:企業サイトの改善提案
ミッション:サイトの会員登録を増やす
(Webサイトの使い勝手を評価し、改善点の発見と提案をする)
視点:ブランドコンセプト、UI
実際に弊社で制作させていただいた企業様のサイトをお題としているため成果物を載せることができず残念ですが、取り組む中で感じたことや気づきなどをブログに綴っていただきました。
本記事では、筒井さんのインターン体験記をお届けします。
専修大学 筒井志乃亜さんのインターン体験記
8月26日から9月6日までの2週間お世話になりました。
専修大学ネットワーク情報学部2年 筒井 志乃亜です。
私は、INIさんのホームページで拝見した「あきらめ悪くいこう」と「言葉を大切にしよう」というクレドに共感し、さらに数々の実績に興味を持ったことから、インターンシップに参加を希望しました。
今回は、Web制作における企画立案から制作の過程を学びながら、自分が本当にやりたいことを見つけることを目的に、このインターンシップに参加しました。
【1】取り組んだ課題と作業の流れ
今回の課題は、ある会員制サービスサイトをターゲット視点で利用し、問題点を発見し、改善案を提案するというものでした。三宅さんと一緒に、以下の流れで作業を進めました。
- 1.自社の課題抽出
- 2.他社調査
- 3.理想の姿を設定
- 4.提案書とワイヤーフレームの作成
- 5.デザインの制作
【2】課題抽出での気づき
これまで大学の授業では、構成を考えたり、デザインや開発を行うことを中心に学んできたため、それがWebサイト制作の主なプロセスだと思っていました。
しかし、今回のインターンで既存のサイトを調査する経験を通じて、Webサイト制作には、既存サイトの分析や改善も大切なプロセスであることを学びました。
課題抽出では、自分をそのサイトのターゲットとして想定し、気づいた点をリストアップしていく手法を取りました。最初は何に着目すれば良いのか戸惑いましたが、自分の直感を大切にし、気になった部分を素直に書き出すことで、意外にも多くの問題点を発見することができました。
ただ、抽出した内容について「なぜ違和感を感じたのか」「なぜ使いづらいと思ったのか」を言語化する際に少し苦労しました。振り返ってみると、問題点の根拠をしっかりと書き出してから次のページに進んだ方が、もっと効率よく進められたかもしれないと学びました。
【3】何をまとめればよいのか苦戦した、提案書作成
「提案書」の作成に取り掛かった際、なんとなく作るイメージはできていたものの、実際にテンプレートを使って進めると、自分の想定との差が大きく、どのような情報をまとめればよいのか悩みました。しかし、社員の方から何度もアドバイスをいただき、無事に資料をまとめることができました。
Affinity Designerを使ってワイヤーフレームを制作し、特に重要なページについてはデザイン案も作成しました。デザインの経験が少なかったため、クライアントの要望に合ったデザインを見つけるために三宅さんと話し合いながら試行錯誤を重ねましたが、最終的には満足のいくものに仕上げることができました。
ただ、資料制作とデザイン制作を同時に進めたため、一方に改善点を見つけるたびにもう片方を修正する作業が続き、発表ギリギリまで作業が終わらなかったのが少し心残りです。
【4】発表会当日、徐々に高まる緊張感
発表会当日、思った以上に緊張していないことに自分でも驚きました。しかし、担当の方が課題について説明を始めた途端に、初対面の方々の前でプレゼンをする実感が沸き、一気に緊張が高まり、目がうろうろしてしまいました。
多くの方々がプレゼンを聞きに来てくださり、質問やコメントをたくさんいただきました。社会人の方にプレゼンをする機会は貴重で、早口になったり、台本に目が釘付けになったりと反省点は多いですが、「デザインのあるべき姿がサイトコンセプトに合っている」とのお褒めの言葉をいただけたことが嬉しく、良い経験となりました。
【5】フィードバックと社員プレゼンで気づいた、自身のプレゼン
プレゼンをする際、聞き手が改善前のサイトを知らないことを考慮せず、改善前のサイトをあまり見せずに進行してしまいました。
この経験から、プレゼン相手の立場をより意識し、資料を作る必要があると実感しました。見た目の美しさにこだわりすぎた結果、コンセプトには沿っていたものの、文字が読みにくいという問題が残ってしまい、完成後に自分で確認する重要性を学びました。
また、社員の方のプレゼンでは、図を効果的に使ってとても見やすく説明されており、次回以降の資料作りの参考にしたいと思います。
資料作成時には、すべてのページに改善案を用意しなければならないという思い込みがありましたが、結果として一部のページにしか時間を割けませんでした。次回は、重点を絞ってより質の高い改善案を作成できるよう、時間配分に気を配りたいと思います。
さらに、自分で作成した資料にもかかわらず、発表中に内容が把握しにくくなった点から、より直感的に理解できる資料作りを目指したいと考えました。
【6】課題を終えて
今回の課題を通じて、これまで授業などで作成していたプレゼン資料が、改善の余地があることに気づきました。また、発表時には目が泳いだり、言葉に詰まったり、視線が下を向きがちだったため、発表の場にもっと慣れていくことが必要だと感じました。
一方で、Webサイトを調査し、改善案を考える作業はとても楽しく、将来の選択肢が広がったと感じています。今後もこのような経験を積み重ね、スキルを磨いていきたいと思います。
【7】最後に
10日間のリモートと対面を組み合わせたインターンでは、プレゼン後のボードゲーム大会や最終日のランチ会などで、たくさんお話しながら楽しい時間を過ごすことができました。
2週間、大変お世話になりました。
課題以外でも社内レクリエーション『OWL TALK』に参加したり、普段のお昼休みに一緒に会話をしたりと、とても興味深いお話をいくつも聞くことができました。
今回学んだことを今後も活かしていくことができるよう精進いたします。
INIのみなさま、本当にありがとうございました。
筒井さん、ありがとうございました!
インターン期間中、とても熱心に課題へ取り組んでいただきました。
今回のインターンでは、リモート業務が多い中、コミュニケーションを円滑に進められるようにしていたり、課題の抽出からプレゼンテーションまで様々な工夫をされていていたところが良かったと思います。
また、今年は初日と最終日にオフィスへ出社してもらい、直接お会いさせていただきました。
2週間という短い期間でしたが、今回のインターンで学んだことが今後の助けになれば幸いです。
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