GoogleがFeed APIを公開

  1. GoogleがFeed APIを公開

GoogleがFeed APIを公開ということで、RSS関係者を初めとして話題になってます。その公開の理由がTechnoratiのNiall氏がリバースエンジニアリングしたBlog記事がきっかけという話題性もブロガーに受けてそうな感じです。

■何が起きる?

○RSSリーダーが消える
なにも専用ツールで見なくてもAPI経由で使いやすいツールで見ればそのほうが楽。というシンプルな考え。Google自身もGoogleデスクトップと連動してリーダー的な使いかという予測も。

via:
ZD NetDeath of the RSS Reader(英語)
RSSマーケティングガイドGoogleがFeed APIを公開予定!さようならRSSリーダー(日本語)

○アグリゲーションサイトがいっぱい出来る
感度が高いところがWeb2.0のラベルを付けてすぐリリースするでしょう(笑)Google Mapsよりちょっと工夫が必要そうですが、確立されたテーマをもったWebサイトと組合せるというところは付加価値的な位置づけですぐ始まりそう。

さて、アプローチは若干違うものの、私が動いているプロジェクトもどうしたものか(苦笑)

○開発者、リーダー的なサービスを提供するものにとっては・・・

GoogleのAPIは開発者へもたらされる自由ではなく、むしろ抑圧
Google Feed APIのポイントは、それを使ってなにを開発できるかというより、既存だろうと今後出てくるものだろうと「リーダー」的な全てのものが「Google Feed API」に対応しないといけないという消費者*2からの圧力にさらされる、というところにあると思う。

via:GoogleやYahoo、Microsoft、Askがこぞって狙う Feed APIとはどんな意味を持つものか

開発側にも選択肢はもちろんあるので、Yahoo!を初めとする他サービスでも良いじゃないかってことがあるとはいえ、抜かせる存在にはなりえない。

//そういえば、APIを使った例はそこそこ数が増えてきたけど、ユーザーにその選択肢がある状態になっているのって見たことがない気がする。

○Googleパーソナライズドが本当にパーソナライズドされる
Googleリーダーはあんまりピンと来なかったけれど、Feed APIが他アプリを通じて席巻し、今の検索シェアを確保していくと本当にパーソナライズドされたサービスができる。今のパーソナライズドは、Google=検索というイメージがぬぐえていないから(少なくとも日本では)、Googleのシンプルな検索という遷移を伴う接触動機からあんまり評価されてないと思う。だけど、このFeed APIと後はGmailはGoogleを次のステージに持って行く重要なエッセンスになって、ブランドイメージが変わるのも近いかもしれない。

//2005年は最後までGoogleが突っ走った訳ですが、しばらく勢いは止まりそうもないですね。しかし、Googleも参入時期には検索サービスの参入なんて今更無理。といわれた中で台頭してきたわけで、2006年はなにか新しい企業が出てきてもよいタイミングなのかなと、前のエントリーを書いたもの有りおぼろげに思っていますがどうでしょう。

//個人的にも興味があるトピックスだったので、USのサイトもチェックしたのですが、考察としては引用させて頂いた2サイトが秀逸です。

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