美大卒のアニメーターがテクニカルディレクターになるまでの道のり~GM角さんインタビュー【1/2】

  1. 美大卒のアニメーターがテクニカルディレクターになるまでの道のり~GM角さんインタビュー【1/2】

この記事の目次

  1. 美大卒のアニメーターがインテリジェントネットのGMになるまでの道のり(今回の記事)

    • 美大で版画やモノづくりを学ぶ
    • アニメーター!?を経てWebの世界に

  2. プライベートプロジェクトの「DRACO」を立ち上げてわかった、プログラミング学習のコツ~GM角さんインタビュー(次回の記事)

こんにちは、インテリジェントネット学生スタッフの吉川です。

本日はインテリジェントネットのGMであり、テクニカルディレクターの角 雄祟さんにインタビューです。

角さんは、美大を卒業しアニメーターになり、アルバイトでWebに関わってから、インテリジェントネットでさまざまな開発を経て現在GM兼テクニカルディレクターという異色の経歴です。第1回ではここらへんの経緯を伺ってみようと思います。

また、自身でWebサービスを立ち上げてらっしゃって「DRACO(ドラコ)」を仕事の傍らで運営されているということで、ぼくも自身でキュレーションサイトを運営しているので何か共感できる考え方があるのではないかと思った次第です。


美大で版画やモノづくりを学ぶ

吉川:よろしくお願いします!

:はーい、よろしくお願いします。

吉川:角さんはGMかつディレクターというポジションにつかれていると思いますが、具体的にはどのような分野が専門なのでしょうか?

:「ディレクター」ってひと口に言っても幅が広くて、会社によっても定義が違いますから難しいです。例えばアートディレクターなのか、テクニカルディレクターなのかで職域も違います。

僕の場合は、比較的何でもできるつもりだけど、よりテクニカルな領域に強いディレクターをやっていて、いわばテクニカルディレクターですね。

吉川:なるほど、比較的何でもできるっていうのがかっこいいですね。(笑)いつ頃から開発の勉強はされていたのですか?

:大学の頃、趣味程度ですが少しコーディングの勉強はしていました。その後大学卒業して1,2年くらい、アルバイトでECサイトの運営をしていました。2000年4月~2001年11月の頃です。アルバイトとはいえ、バイトリーダー的な立ち位置だったので、ディレクションについても学びの多い日々でした。

吉川:そこで開発経験を積まれていたわけですね。運営に携わっていたECサイトでは、何を販売されていたのですか?

京都きもの市場というところで京都の着物を売ってて。普段は展示販売会で着物を売るだけだったんですけど、当時の社長が着物販売用のECサイトを立ち上げることになったんです。僕を含めた3人で始めて、最終的には10人くらいでそのサイト運営は回していました。

吉川:アルバイトとはいえ、すごく仕事量は多そうですね。(笑)

:もはや生活の半分くらいはアルバイトになっていましたね(笑)

プログラミング,勉強,コツ,初心者,学習,画像

吉川:その頃からWebに興味があったのですか?

:当時は特別Webが好きだったという意識が強かったわけではないですね。大学でWebの勉強はしていなかったですし。主にアルバイトと、趣味の一環でWebに関する知識を得ていたくらいだったので。

基本的にモノを作ることが好きだから、アルバイトにも打ち込めたんだと思います。美大行ったくらいですから。

あえて言うとすれば、少し授業の影響とかあるかもしれないです。僕の専攻は「版画(メディアアート)」だったんですけど、版画って木版とかリトグラフとか紙媒体だけではなく、インターネットやCD-ROMなどのメディアを使ってモノづくりをすることも含まれているんです。そういう授業を通じてインターネットやWebの領域に少し興味を持っていたのもあるかもしれないです。

アニメーター!?を経てWebの世界に

吉川:なるほど。モノづくりに関しては、角さんが美大を志望する高校生くらいの頃から興味を持っていたんですか?

:実は小学生の頃から美大に行きたいと思っていたんですよ。(笑)

吉川:え~そうなんですか!どうしてそう思い始めたんですか?

:絵を描いている時に、1番褒められていたからだと思いますね。まあ勉強が特段できなかったわけではないですけど、勉強で褒められたことは特になかったです。(笑)

それに比べると、絵を描いている時にはよく褒めてもらっていましたから。その上、両親が芸術好きだったので、美大に行きたいって言った時に認めてくれましたしね。

吉川:なるほど~。絵が上手って羨ましいなぁ。確かに、勉強ができることだけでは、なかなか「自分らしさ」には繋がらなそうですよね。それに比べると絵が上手だと周りから褒めてもらえる。

:そうですね。両親に「好きなことをやれ」と言ってもらえて、のびのびと自分の好きなことをやっていればいいんだと思えたのが良かったのかもしれませんね。

そして、小学校の頃から漫画やゲームが好きで「自分で作ってみたい」と思っていたので、その言葉通り大卒でアニメーターになったわけです。

吉川:え、アニメーター!?

:あれ、僕が元アニメーターだっていってませんでしたっけ。

吉川:知らなかったです。(笑)......アニメーターってどんなお仕事ですか?

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:アニメのもとになる絵を描く人ですよ。(笑)

吉川:え!?すごいですね!手書きで描く人ですよね。あれめっちゃ大変ですよね、きっと。

:めっちゃ大変ですよ。(笑)1秒間キャラクターを動かすために、8枚絵を描きます。きもの市場のアルバイトを辞めてから、インテリに入るまでSTUDIO4℃というところで4年間くらいやっていましたね。アニマトリックスとかマインド・ゲームとかの動画を担当していました。ヘルプではドラえもんやHUNTER×HUNTERなんかもやらせてもらってました。はじめての原画はHUNTER×HUNTERでした。

吉川:おぉ、すごい!

:その後は漫画家になりたいなと思って、色んなところに原稿を応募していました。収入も必要だったので、そのアルバイト先としてインテリに入ったんですよ。

吉川:なるほど、それがインテリとの出会いだったと。その時はWeb業界を中心にアルバイト先を探していたのですか?

:そうですね。その時はWeb業界が中心でした。なんでだったかなぁ(笑)
でも、デジタルが好きだったていうのは、動機としてあると思います。

例えば、iMacとか好きでしたね。今に比べれば、ハードとソフトで何ができるってわけでもないけれど、その当時から単純にパソコンかっこいい!っていう感情を持っていました。

今でも、Appleの製品発表とか見ていると、自然と欲しくなりますよねぇ。

吉川:すごいわかります。Mac製品は、僕も好きです。これなぜなんでしょうね。(笑)

:なんなんでしょうね。(笑)でも、ITとかWebの世界って、新しいものが次から次へと出てくるので、ワクワクするんだと思います。ワクワクしていたいんでしょうね。

吉川:それですよね。僕もこの業界の未来性にすごく惹かれて、志望するようになったんだと思います。

:せっかく21世紀に生きているからには、その時代の最先端を体験していたい、っていう気持ちが強いんじゃないかなと思います。それこそ、リニアモーターカーとか楽しみです。飛行機とかも「最速!」って言われたら乗りたくなっちゃうな。(笑)

吉川:(笑)でも確かにそうかも!その時代の最先端、見ておかないと勿体無いですよね!

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吉川:デジタルが好きで、自分の芸術的な趣向も合わせてWeb業界を見ていたって感じなんですね。そして漫画活動と両立しながら、アルバイトとしてインテリに入る事になったと。

:そうですね。ただ2005,6年頃のインテリは人数が少なかったこともあって非常に多忙で、漫画制作との両立が難しくなってしまったんですよ。

あと、漫画を描いているうちに、「絵を描くこと自体よりも、ストーリーを考えるのが好きだ」という気がしてきたんです。

それで漫画よりは小説書いてみたいなと思って、漫画を描くのを一旦休止しました。結局、小説も書いてないですけど。(笑)

吉川:そうだったんですね。以前インタビューした徳永さんの、「ゲームは好きだけど、ゲームを作るのが好きなわけではないなと気がついてしまった」という話にも似ています。

:実際に手を動かすことよりも、全体を見ているほうが好きだなと。そのパーツ全部が自分の作ったモノでなくても、最終的に自分の思うモノができればそれでいいなと思える人間だったので。なんかそういうところは、ディレクター気質なのかもしれませんね。

吉川:なるほど。インテリに入ったころは、主にどんな仕事をされていたんですか。

:2005,6年と、もうだいぶ前ですが、当時はバナーデザインを作ったりして、ECサイトの更新をしていました。
まだシステマチックに商品管理ができる時代ではなかったので、毎日エクセルで管理しているデータをサイトに手入力していました。そんな感じだったので、ECサイトの更新の仕事は多かったんですよ。

吉川:そしてディレクターとしてのキャリアを選んでいくと。

:そうですね。チームで動いている時に、プロジェクト全体にとって必要なことを自分から言い出せる人は、ディレクターに向いているのかなと思ったりしました。僕は比較的そういう発信を自分からするほうだったので。

吉川:確かに。全体が見渡せて、発信できる能力ですね。プロジェクトの責任を負う立場としては、そういう能力が求められますよね。

僕もそういう意味では、自分からどんどん発信したくなってしまうタイプかもしれません。膿を出す役回りで、あんまり好かれない気がしていて、(笑)葛藤があるんですけどね。


角さんが美大を志望したきっかけから、ディレクターになるまでの経緯を伺いました。
絵を描くのが好きで、実はアニメーターをされていたという経緯。ユニークですね。
やっぱり、自分の趣味趣向は小さい頃の体験が大きく影響してくるんだなと思いました。

次回に続きます。

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