エンタープライズなWebサイト管理にPowerCMSをおすすめする理由:コンテンツの出力先を公開環境とステージング環境に振り分ける

  1. エンタープライズなWebサイト管理にPowerCMSをおすすめする理由:コンテンツの出力先を公開環境とステージング環境に振り分ける

インテリジェントネットでは、比較的大規模なWebサイトの管理にアルファサード社のPowerCMSをよく利用しています。

PowerCMSをエンタープライズなWebサイト管理に採用する理由としてどのような特長があるのか、数回の記事に分けて見ていきたいと思います。

PowerCMSとは

PowerCMSをご存じない方のために概要をざっとお知らせします。

PowerCMSとは、Movable TypeにCMSとしての機能を追加するプラグインをまとめてインストールし強化するものです。

簡単に言うと、PowerCMSは『Movable Typeのエンタープライズ用途向けバージョン』のようなものと考えてください。

エディションはスタンダード、プロフェッショナル、エンタープライズの3つがあり、機能と価格のバランスがよいことも特長です。

さて、ではその『エンタープライズ用途向け機能』とはどのようなものでしょうか。

コンテンツの出力先を公開環境とステージング環境に振り分ける

PowerCMSに同梱されているCopy2Publicというプラグインを使用すると、コンテンツの出力先を公開環境とステージング環境に振り分けることが可能になります。

公開環境はコンテンツを公開するための環境で、ステージング環境は公開前にチェックを行うための環境と考えてください。

Movable Typeには、作成したブログ記事やウェブページの見た目を確認するためのプレビュー機能があります。

しかし、記事やウェブページを公開した後、トップページや一覧ページなどからどのようにリンクされるのか? といったチェックは公開してみないとできません。

個人ユースではそれでも構わないかも知れませんが、企業ユースではそういうわけにも行かないケースがほとんどだと思います。

ですので、エンタープライズなWebサイトのCMSには、公開環境に反映する前に全体的なチェックを行うためのステージング環境にコンテンツを出力できる機能が必須と言っても過言ではありません。

PowerCMSでは、CMS環境とステージング環境と公開環境がすべて同じサーバーにある場合、CMS環境とステージング環境が同じサーバーにあり公開環境が別サーバーにある場合、すべてが異なるサーバーにある場合、どの場合であっても対応することが可能です。

【図1】CMSをインストールしている環境、ステージング(確認用)環境、公開環境がそれぞれ独立したサーバーに分かれている場合でもCopy2Publicプラグインは対応可能。

【図1】CMSをインストールしている環境、ステージング(確認用)環境、公開環境がそれぞれ独立したサーバーに分かれている場合でもCopy2Publicプラグインは対応可能。

【図2】CMSをインストールしている環境、ステージング(確認用)環境がひとつのサーバーに同居し、本番サーバーが独立している場合でもCopy2Publicプラグインは対応可能。

【図2】CMSをインストールしている環境、ステージング(確認用)環境がひとつのサーバーに同居し、本番サーバーが独立している場合でもCopy2Publicプラグインは対応可能。

【図3】CMSをインストールしている環境、ステージング(確認用)環境、公開環境がすべてひとつのサーバーにまとまっている場合でもCopy2Publicプラグインは対応可能。

【図3】CMSをインストールしている環境、ステージング(確認用)環境、公開環境がすべてひとつのサーバーにまとまっている場合でもCopy2Publicプラグインは対応可能。

このCopy2Publicプラグインを利用する際の注意点としては、出力するHTMLファイル内に記述するファイルパスを本番環境に合わせてしまうと、ステージング環境ではパスが通らなくなってしまう、という点です。

そこで、どちらの環境であってもパスが通るようルート相対パスになるようにしなければなりませんが、HTTPとHTTPS、サブドメインの有り無しといったURL正規化との兼ね合いでテンプレートの記述に工夫が必要になります。

なお、公開環境とステージング環境の同期機能だけが必要という向きには、Copy2Publicプラグインをさらに機能強化したPowerSyncというプラグインが別途販売されています。

いかがだったでしょうか。ご紹介したように、PowerCMSを利用することで、エンタープライズなWebサイト管理で必須となってくる、CMS環境、ステージング環境、公開環境という3つの環境を別サーバー、同一サーバーと多様な環境でも対応できます。

静的にファイルを書き出すことが出来るMovableTypeの特性を活かしたまま、CMSだけで様々な環境に同期まで対応出来るのは便利です。ある程度の規模のWebサイト運用では必須となってくる環境だと思います。

さて、次回はこちらも大規模なWebサイトでCMSのポイントとなるワークフロー機能について見ていきたいと思います。

インテリジェントネットはPowerCMS Partner Proのメンバーです。
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