「やさしく、つよい会社を増やそう。」を掲げるINIが見つけた 「やさしいUX」

  1. 「やさしく、つよい会社を増やそう。」を掲げるINIが見つけた 「やさしいUX」

はじめに

みなさん、こんにちは!UX/UIデザイナーとして働いている友常と申します。今回は私が日常生活で「これいいな」と思ったUXデザインの事例を紹介します。

私たちの生活には、ちょっとした「困った」や「不安」がつきものですよね。海外旅行での座席選び、外食時のアレルギー確認、オンラインショッピングでの商品選択...。でも最近は、そんな不安な気持ちに寄り添ってくれるデザインに出会うことが増えました。

そこで今回は、そんな「困った」を解決してくれる事例を、実際に体験した感想を交えながら紹介していきます。私たちの暮らしを、さりげなく、でもしっかりとサポートしてくれるデザインの数々を一緒に見ていきましょう。

目次

1. みんなが快適に!座席予約の幼児マーク

先日、旅行の際に利用した航空会社のサイトで素敵な発見がありました。座席予約画面に「幼児マーク」が表示されていたんです!

これ、本当に便利でした。子連れの方は「周りに子供がいる席がいいな」と思うし、静かな環境で仕事をしたい方は「少し離れた席にしよう」と選べます。まさに「あ、これ考えた人すごい!」と思った瞬間でしたね。

私の体験では、長時間フライトで集中して仕事をしたかった時、このマークのおかげで快適な席を選べました。一方で、子連れの友人は「同じように子供がいる席の近くを選べて安心した」と言っていました。

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出典:日本航空株式会社 【JAL公式】 | 空席照会&予約 | 国内線 予約サイト

2. 食物アレルギーでも安心して外食を楽しめる工夫

先日、姪っ子(卵アレルギー)と一緒にあるレストランに行った時の話です。予約時に卵アレルギーがあることを伝えていましたが、実際に席に着いてみると「アレルギー食品 卵」というカードが置かれていました!

これにより、私たちだけでなく厨房やスタッフの方々にも「この席のお客様は卵アレルギーがありますよ」と注意喚起できていると感じました。この「見える化」のおかげで、とても安心して食事を楽しむことができました。

スターバックスでも似たような工夫があります。例えば、豆乳やアーモンドミルクに変更をお願いすると、その内容がレシートにしっかりと印刷されます。そして、ドリンク作成時にそのレシートを確認するルールがあるそうです。

こうした「絶対に間違えない」という仕組みづくりは、デザイナーとして学ぶべき点が多いと感じます。

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3. もう膨大なコメントをスクロールしなくてOK!関連コメントの自動表示で、動画をより楽しめる!

YouTubeで動画を見ていて、素敵な発見がありました。動画再生中、今見ているシーンに関連したコメントが自動的に上部に表示されるのです!

例えば、料理動画を見ていた時、「このタイミングで強火にするのがポイント!」というコメントが、ちょうどシェフが火加減を変えるシーンで表示されました。他の視聴者のコメントが、絶妙なタイミングで参考になるという体験でした。

他にも、ゲーム実況では攻略のコツ、音楽ライブ映像では感動の声、DIY動画では道具に関する質問など、動画体験をさらに豊かにする仕組みだと感じます。

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4. 「これ、買って大丈夫かな...」そんな不安をAIチャットボットが解決!

オンラインショッピングでは、膨大な商品レビューの中から必要な情報を探すのが大変ですよね。そんな時、Amazonで「靴底の滑り止めはどうですか?」や「歩きやすさはどうですか?」といった関連質問が表示されているのを見つけました。

レビューの中からAIがピックアップしてくれるおかげで、自分が探したい情報が簡単に見つかる便利さに感動しました。

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出典:アマゾン: Amazon | 本, ファッション, 家電から食品まで

5. ちょっと息抜き?Googleの検索クイズが面白い!

仕事の合間にGoogleで検索していたら、検索結果に関連したクイズが表示されました。例えば「スピッツ」について調べていた時に「この歌詞が登場するのはどの曲でしょうか?」というクイズが出てきて、つい答えてしまいました。

Googleは「情報を整理して世界中の人々がアクセスできるようにする」だけでなく、「楽しく学べる場所」であることを目指しています。クイズはその一環として、単なる検索エンジン以上のブランドイメージを形成する役割を担っているようです。

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出典:Google

まとめ

今回は、日常生活の中で感じた「困った」や「不安」を解消し、日常をちょっと楽しくするようなUXデザインの事例を紹介しました。このような「やさしい」体験は、必ずユーザーの心に響き、長期的なファンを生み出すと確信しています。そして、熱心なファンを持つサービスこそが、結果として「つよい」サービスへと成長していくのです。

INIは「やさしく、つよい会社を増やそう」という経営理念のもと、まさにこういった「やさしい」体験作りを大切にしています。私たちはこれからも、ユーザーに寄り添った体験を作り続けることで、より多くの「つよい」会社を生み出していきたいと考えています。ユーザーに優しいUX体験の向上にご興味がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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