三菱電機ビルソリューションズ株式会社 「ハイブリッド型コーポレートサイト」を支えるPMOの取り組み

  1. 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 「ハイブリッド型コーポレートサイト」を支えるPMOの取り組み

広報×マーケティングの連携を強化し、全社横断の“共創ハブ”へ

三菱電機ビルソリューションズ株式会社

三菱電機ビルソリューションズ株式会社 「ハイブリッド型コーポレートサイト」を支えるPMOの取り組み
https://www.mebs.co.jp/

INI株式会社は、2025年度より三菱電機ビルソリューションズ株式会社(以下、MEBS)さまのコーポレートサイト運営事務局として参画し、部門間を繋ぐ「PMO(Project Management Office)」として定例会議体の設計・運営支援を行っています。
初年度となる2025年度は、これまで個別に活動していたコーポレート・コミュニケーション部門(以下、CC部)とマーケティング課(以下、MKT課)を繋ぐ定例会議を立ち上げ、ワンチームでマーケティングを推進する運営体制を構築しました。

本稿では、実務の保守運用と上位レイヤーの体制構築を並行して支援した初年度の取り組みと成果をご紹介します。

背景・課題

MEBSでは、2020年よりMKT課主導で「営業スマート化プロジェクト」を推進していました。INIは当時からサイト構築に加え、インフラ・アプリケーション・コンテンツの保守・運用や年次での大規模改修を担当し、初期の資料ダウンロード数増加といったBtoBマーケティング基盤づくりに伴走してきました。
2025年、同プロジェクトが完了を迎え、サイトは「基盤確立」から「本格的なデジタルマーケティング展開による成果創出フェーズ」へと移行しました。それに伴い、サイト全体の運営主管はCC部へ移管されましたが、コンバージョン(CV)に直結する重要ページは引き続きMKT課が管轄するという、「広報とマーケティングの2大部署による共同運営」体制となりました。
しかし、CC部が「企業のブランディングやサイト・インフラ・CMSの全体QCD担保」をミッションとする一方で、MKT課は「各マーケティングにおけるKPI達成」を目的とするなど、部署ごとにサイトに求める期待値やゴールが異なります。
このように目的の異なる複数部門がひとつのサイトを個別に運営する状態においては、以下のような課題が生じやすくなります。

・対立構造の発生と部分最適化:ゴールが異なるため社内の合意形成が難しく、各部署が独立して施策を進めることでサイト全体の品質担保が難しくなるリスク。
・ルールの目的化:ガバナンス制約やルール徹底を厳格にするあまり、現場が実現したい施策の障害となり、円滑な進行の妨げとなる課題。

こうした課題を解決し、対立構造を避けてワンチームとして活動できる土台を作るため、INIは従来の保守業務を継続しながら、新たに部門間を繋ぐ「PMO」として運営事務局を発足・参画しました。

運営事務局体制イメージ

プロジェクト概要

  • 顧客:三菱電機ビルソリューションズ株式会社
  • 対象期間:2025年4月 〜 2026年3月(初年度)
  • 対象サイト:コーポレートサイト(mebs.co.jp)
  • 担当範囲:事務局運営支援、定例会議体運用設計、サイトコンテンツ保守、インフラ・アプリケーション保守など

2025年(初年度)の取り組み内容

  1. 各部署の意見を取りまとめる「共創の場」の構築
    これまでは各部署が個別にサイトを運営しており、相互の施策進捗を共有する機会が不足していました。そこでINIは運営事務局として、目的や役割が異なる部署が合同でサイト運営を横断的に協議する定例会議を新たに立ち上げました。
  2. サイト更新状況とマーケティング施策の可視化による、部門間連携の促進
    サイト更新状況に加え、特別アジェンダとして「マーケティング施策実施予定」の確認を行っています。CC部が手掛けるPR・CMや、MKT課が手掛けるウェビナー、アプリリリースなどの計画をひとつの表(インデックス)で可視化。実務レベルの動きから、全社的なマーケティング計画までを網羅して共有することで、会社全体としての第一想起創出の最大化や、相乗効果(シナジー)を生み出すことにつながります。さらに、全社の取り組みと連動して認知度のトレンドやアクセス数・指名検索数の推移を俯瞰してチェックできるため、「どのような施策の組み合わせが効果を生むか」という成功パターンの知見を社内にストックしやすくしています。
  3. 定例会で用いているマーケティング施策実施予定表
  4. サイト品質(QCD)とガバナンスを維持・向上させる「ルール策定」の推進
    INIは定例会議を進捗報告の場にとどめず、運用フローの課題や新しい施策の追加に対して、サイト全体のQCD担保やガバナンス維持に向けた「ルール策定を検討する場」として機能させています。

今後の展望

初年度は、サイト運営の中核を担う「CC部」と「MKT課」の2部門による連携基盤の確立に注力し、「共創の場」の土台を作り上げました。
2026年度以降は、この基盤を活かし、具体的な施策の実行とPDCAサイクルの本格稼働へとフェーズを移行します。外部評価をもとにしたさらなるサイト改善や、最新ツールを活用したUXの向上など、引き続きサポートを実施し、MEBS様が推進するマーケティング成果の最大化に向けて引き続き伴走してまいります。
また、将来的にはサイト運営事務局がMEBS様社内で完結(内製化)できるよう支援することを目指していきます。

お客様のコメント

兒玉 博志様(三菱電機ビルソリューションズ株式会社 コーポレートコミュニケーション部 副部長)
当社は25年度のサイトリニューアル後、管理運営体制を見直しましたが、INI様には新体制が円滑に進行するよう、運営支援にご協力頂きました。
引き続き、自社での自立運営の実現に向けた支援を期待します。

庄司 圭一様(三菱電機ビルソリューションズ株式会社 日本事業統括本部 事業戦略本部 空調冷熱・システム販売企画部 マーケティング課)
当社の広告戦略・マーケティング戦略の効果を最大化させる一つのハブとしてWebサイトが機能し始めている中でINI様には Webサイトの管理運営だけでなく施策などの横通し含めたご支援をしていただきました。
引き続き、柔軟なご支援を期待しております。

INIの担当業務

  • プロジェクトマネジメント支援
  • インフラ保守
  • アプリケーション保守
  • コンテンツ保守

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