ドラクエ的世界観でWeb業界のキャリアを考えてみる【後篇】

  1. ドラクエ的世界観でWeb業界のキャリアを考えてみる【後篇】

前篇をまだ読んでない方はぜひこちらを先にお読みください。
ドラクエ的世界観でWeb業界のキャリアを考えてみる【前篇】

ドラクエてきせかいかんでウェブぎょうかいのキャリアをかんがえてみた こうへん

期せずしてシリーズものとなったこの「ドラクエ的世界観でWeb業界のキャリアを考えてみる」ですが(本当はただ長くなったから分けただけ)、というわけでつまり後編でございます。前編では主に「Web業界の人材市場をドラクエ的世界観で例えると?」ということについてまとめました。後編であり完結編となる今回は「自分を知り、市場とどうつなぎ合わせるか」ということについて、主にその考え方についてキャリアカウンセラーの林真理子さんによって行われた社内セミナーの内容を、例によってドラクエ的世界観で考えてみようと思います。


自分を知る:「勇者だけが職業じゃないんだぜ!」

ゆうしゃだけじゃたたかえないんだぜ。まほうつかいも、あそびにんも、なにかとやらかすえがちゃんもひつよう

「やりたいこと」だけが希望の仕事じゃない・・・と林さん。観点は他にもあるのです。

思い込みもあるでしょうし、残念ながら自分がやりたいことと自分ができることが合ってない、つまり才能が無いということもありますね。体力ないのに武闘家になると言われても困っちゃいますし。↑のスライドを ドラクエ的  な世界観で行くとこうなるでしょうか。

  • やりたいこと
    ドラクエ  「勇者になりたい!」
  • 得意なこと
    ドラクエ  「勇者になりt・・・あれ、勝手に呪文が出ますよ簡単ですよコレ。え、みんな簡単じゃないの?」
  • 充実感を得られること
    ドラクエ  「メラ!・・・うおお燃える!」「え・・・疲れたんですか? ホイミ!ありがとうとか、当然のことをしたまでです・・・(照)」

「ドラクエの世界にだって現実世界と同じことはきっと起きてますよね」

ゆうしゃだってたぶんウイニングイレブンやってるしね。そういうはなしじゃないですかそうですか

「キャリアデザインには、必ず”条件”というものが発生してくる」

と、林さん。

確かに、仕事のためだけに生きているわけではないですし、子供が生まれたり、いつかは両親のことを考えるときも来ますね。 ドラクエ  の世界もそれはあるんだと思います。勇者一行だって人間。ゲームにはあまり描かれないけど、きっとそれぞれの私生活があるはずだし、魔王を倒したあとの生活もあるはず。子供も産むし、親もいるだろうし、歳も取るし。その過程で、自分の職業選択にもいろいろと条件が出てくるはず。条件が変化することを想定して、職業を設計していく必要があります。


自分と市場をつなぎあわせる:「広い視野をもって、どのパーティに参加するか、はたまたしないか、考えよう」

いよいよ、市場を知り、自分を知った段階でその両者をつなぎ合わせることになります。ココこそが、本質的には「キャリアパスを考える」ということですね。

「希望、条件が合っても、相手に選らばれなければ勇者一行には加われない」

おきのどくですが ぼうけんのしょは きえてしまいm・・・そもそもぼうけんにでていたのでしょうか

「よし、あの勇者の仲間になろう。ルイーダの酒場へ急げ!」といって、誰でもがそう簡単に仲間になれるわけではないですね。 ドラクエ  なら、パーティメンバーを選ぶのは勇者ですし。その勇者一行を選ぶのは王様?でしょうし。 つまり「市場性」ですね。
↑のスライドを置き換えるとこうなるでしょうか。

  • 市場に求められる人材を理解する(年相応の)
    ドラクエ  魔物がいる世界で、求められるパーティメンバーを理解する(70歳で「ワシは戦士になる!」とか難しいかも)
  • 自分の市場価値を適正に評価する
    ドラクエ  自分の戦闘力、パラメーターを適正に評価する。
  • 自分の希望・条件に照らして、現状で可能な選択肢、何をどれだけいつまでに獲得すれば選択肢が広がるかを把握する
    ドラクエ  あの勇者一行に加わって戦うために、いま何ができるのか、いつまでにどんな呪文や力を獲得すれば良いのかを把握する
  • 必要な能力を身につけ、経験を積む
    ドラクエ  必要な呪文や力を修行を積んで身につける

仮にパーティに加わるのなら、仲間の戦力、現在挑んでいるクエストやダンジョンについて調べ、それに対して自分の能力が、呪文が、武器が、何が足りていて足りないのか、例えば自分は魔法使いとしていまレベルいくつにあり、それはこの世界の中でどれくらいの位置にいるのかを冷静に見つめなければいけません。そして、目指すパーティに合わせて必要な能力を見極め、修行を積んでいく必要がありますよね。

「冒険は続くよどこまでも。新たなクエストはすぐにやってくるのです」

エンディングなんてないんだぞゆうしゃよ。むしろあったらこまる

「より良いキャリア選択のために」と銘打って林さんからこんな説明がありました。 さっそく置き換えてみます。

  • 自分の「希望」に広がりと柔軟性をもつ
    ドラクエ  「ぜったい勇者にしかならん!」ではなく、広い視野で職業を選びましょう
  • 自分の条件を長期視点で見据えておく
    ドラクエ  目先のダンジョンをクリアしたら終わりじゃない。長く続く「冒険」に対して、自分の人生、ライフイベントなども見据えて職業を考えよう。
  • 自分のキャリアの市場性を高め続ける
    ドラクエ  「俺、メラゾーマ使えるからぜんぜんオッケー♪」では危険。回復呪文を覚えて賢者を目指したり、魔力アップを目指して呪文の攻撃力を高めたり、日々研鑽しよう。

ドラクエ  は基本的に魔王を倒したらそこでエンディングが流れて終わりです。ちなみにダイの大冒険は続編の予定があったそうですが大魔王バーンを倒したあとに完結してしまいました。いまからでも遅くはないので続編を期待しております。 もう「大きなお友達」と呼ばれる歳になってしまいましたが超絶期待しております。 余談が過ぎました。
ドラクエ  と違って人生は長いです。少なくとも数十時間では終わりません。目先のことだけを考えたキャリア選択は危険ですし、あまりに職種を限定し過ぎるのも、その先の選択肢を狭めることにもなりかねません。


仕事がすべてではない

まおうをたおすぼうけんがすべてではない

これは、本当に大事なことだと思います。とくにこの業界にいると、進歩の早さについていくために一生懸命になり、それに充実感を覚えたりもするかもしれません。でも、それがすべてではないはずです。そうじゃない人だってこの業界で働けるようにするべきだし、言うまでもなくバカにすべきでもないと思います。仕事とのかかわり方は人それぞれで良くて、朝9時に来て17時に帰る人やそれを望む人がいたって良いし(現状はその期待に応えるのは難しいですが・・・)、もっと言ってしまえば仕事をそこまで一生懸命やるかどうかも人それぞれだと思います。片手間にやったって、求められたことがこなせているのなら問題ないでしょうし、みんながみんなバリバリ仕事ができる必要もありません。能力差があるのは当然だし、抱えている事情だって違います。

レベル99じゃなきゃ魔物と戦えないのもおかしいですし、町の外に出られないのもおかしいです。自分のレベルにあったクエストに挑めば良いですし、そもそも世界に住むみんながどこかの勇者一行に入らなければいけないわけじゃないですよね。若い勇者を指導する人もいてよいし、町を切り盛りする人もいれば、もちろん武器屋をやる人も、宿屋をやる人もいていて良いはずです。勇者一行として魔王を倒しに行かない、行けない人に生きる権利がないなんて、それはたぶんその勇者こそが魔王なのだと思います(笑)

大事なことは、レベルが高く、力を持ち、たくさんの成果を出せる人にきちんと報酬を払うなど、レベルや成果に応じた評価を渡すことであり、レベルがまだ低い人、そもそも自ら冒険に出ずに町や村で生活することを優先する人がダメということではないと思います。


いつかは自分も「魔王を倒す冒険」には出られなくなることも考える

いつかはじぶんもだいししょうになることも考える

おそらく、この業界にいる人は他の業界に比べて年齢的に若いと思います。だから、残業や激務にもある程度耐えられる。でも、ずっとは続けられないと思います。60歳の勇者とか、笑えないですね・・・(魔法使いならあるかも?)。いつまでも勇者一行として冒険をしてるわけにもいかず、体力的な問題だけでなく家庭を持ち、子供を育てることになるかもしれません。修行や冒険ばかりはしていられなくなるはず(・・・そんなお父さんもいるかもしれませんが)。

そのとき、自分が村や町、国を治める人になるのか、後進を育てる人になるのか、それでもずっとスペシャリストしてどこかの勇者一行に参戦するのか、Web業界で働いているどこかのタイミングで、節目節目で、考えておくべきなのかもしれません。

これをご覧の皆さんは、どんなキャリアを目指しますか?
それはドラクエ的世界観でいうと、どんなところでしょうか。

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