【インターンシップ体験記】やっぱりWebが好き!実務に近いオンラインインターンに参加して気づいたこと

  1. 【インターンシップ体験記】やっぱりWebが好き!実務に近いオンラインインターンに参加して気づいたこと

髙山さん

こんにちは。INIの鎌田です。

弊社では、毎年秋に大学生向けのインターンシップを実施しています。昨年度に引き続き、今年もオンラインを中心に行いました。

参加していただいたのは、専修大学ネットワーク情報学部の髙山未羽さんと熊谷帆風さんです。お2人には、弊社で実際に提案した、とあるWebサイトのリニューアル提案書とデザインを作成し、社内でプレゼンを行ってもらうという課題に取り組んでもらいました。

実在する企業様のサイトなので、ここでお見せすることができず残念ですが、取り組む中で感じたことや気づきなどを綴っていただきました。

今回は、髙山未羽さんのインターンシップ体験記をお届けします!


専修大学 髙山未羽さんのインターン体験記

8月22日〜9月2日までの2週間、インターンシップでお世話になりました、専修大学ネットワーク情報学部3年の髙山未羽です。

私がINIのインターンに参加した理由

私は初めてINIさんのホームページを見た時に、「やさしく、つよい会社を増やそう。」という企業理念に共感し、実績の素晴らしさに感動したことから、INIさんのインターンシップを志望しました。

今回はWebサイト制作の過程を学び、自分に向いていることや好きなこと、足りていないところを見極めたいという目的を持って参加しました。

取り組んだ課題と作業の流れ

今回の課題は、ある会員制サービスサイトの使い勝手を評価し、問題点の発見と改善案の提案を行うというものでした。一緒に参加した熊谷さんとともに、【ヒューリスティック調査→他社調査→あるべき姿の設定→提案書作成→デザイン案作成】という流れで作業していきました。

初めてのヒューリスティック調査で、新しい視点に気づく

一番初めに取り組んだのは、Webサイトの問題点を発見するためのヒューリスティック調査でした。私は、そもそもヒューリスティック調査とはなんぞや?というところから始まりました。

大学の授業で行うWebサイト制作は、1人で自由にデザインを考え、コードを書いて終わりというものがほとんどです。その為、既にあるサイトを調査するということは未経験でした。この時点で、Web制作の流れについて私が知っていることはごく僅かだ...ということに気づきました。

ヒューリスティック調査では、サイトを見て挙げられるだけ問題点を挙げる!という流れで取り組みました。初日は何をどう書き出せばいいのか掴めず、あまり進みがよくなかったのですが、徐々に慣れていくとスムーズに書き出せるようになりました。また、他社調査も実施したことで、他サイトとの共通点や相違点などに気づくことができました。ヒューリスティック調査でも新しい視点を持つことができ、作業がはかどりました。

たくさんの課題をまとめるのに苦戦した、提案書作成

「提案書」という言葉は聞いたことがあったためそこまで構えていなかったのですが、いざ作業を進めると、今までそんなものを作成してこなかったことに気づきました。

最初は調査で出た課題の量が多く、どこまでまとめたら良いのか、まとめる方法など、分からないことだらけでとても苦戦しました。しかし、提案書のテンプレートをいただいたりまとめ方の参考を見せていただいたりすることで徐々にイメージが湧いていきました。ある程度フォーマットが決まってからは順調に進めることができました。

解決策についてはXDで簡単にデザイン案を作りました。デザインは大学の授業でも経験があったため、提案資料作成の中でも調査や課題のまとめなどと比較してスムーズに進めることができました。

髙山さんと熊谷さん

緊張の課題発表会

とっても緊張しいなので、当日はお昼ご飯が喉を通りませんでした(笑)。

多くのメンバーの方達が聞きに来てくださり、リアクション、チャット、コメントなど沢山いただきました。社会人の方々にプレゼンをする機会はあまりないので、貴重な経験となりました。言葉に詰まってしまったり、うまく表現できなかったりした箇所があり、少し悔しい思いは残りましたが、話し方や言葉遣いがしっかりしていて伝わりやすかったと褒めていただきとても嬉しかったです。

フィードバックを受け、提案書のまとめ方・プレゼンの難しさを実感

提案書における調査課題と改善案のまとめ方については、「UX 5段階モデル」というものを教えていただきました。デザインのプロセスを、抽象的なものから具体的なものまでの5段階の要素に分かりやすく分割したモデルです。INIさんでは、調査や提案をする際にもこのモデルを活用されているそうで、拝見した実際の資料はとても分かりやすく感じました。自分達が作成した資料は、課題と解決策をサイト内のページごとにまとめてしまったため、伝わりやすさにおいて大きな違いを感じました。上記のモデルを活用することで、課題や提案内容の近いものがまとまるため、理解しやすくなり「漏れなく、ダブりなくなる」ということを教えていただきました。

発表の際は時間の制約もあったため、沢山挙がった課題点と解決策の中でも特に重要度が高いと思ったものを提案しました。しかし、提案した中での優先度は決められておらず、実際のクライアントに提案する際は重要なポイントになるというフィードバックもいただきました。実際の案件では予算などの制約があり、全ての提案を叶えられるわけではないため、優先度を提示した方が良いということが分かりました。

「他にどんな課題があったのか」「どうやって、どんな理由で優先度を決めたのか」など、調査の全容を把握しているのは自分だけです。提案する際はそれら全部を伝える時間はない中で、過不足なく分かりやすく相手に伝えることが大切であり、それはとても難しいということを実感しました。

課題を終えて、やっぱりWebが好き!と再認識

課題を終えて、デザインやコーディングなど専門的なことだけではなく、提案書の作成やプレゼンなどの技術も磨く必要があると強く実感しました。
また、長時間に渡ってWebサイトを調査し続けるのは大変だったのですが、楽しさも強く感じました。Web制作に対する興味がさらに深まり、自分はやっぱりWebが好きなんだな〜と再認識できました!

開発メンバーの方のコーディングの様子を拝見

インターン期間中、課題以外でも、会社のことを知ることができる様々な機会を用意していただきました。
開発にも興味があることをお伝えしたところ、課題の合間で開発メンバーの方が実際にコーディングをしているところを見学させていただきました。デザインからコードへの起こし方、コーディングする上でのポイント、デザイナーさんとの連携方法、開発メンバー同士の分担と連携方法、入社後のスキルやキャリアアップなど、色々な質問をさせていただきました。とても参考になりましたが、まだまだ技術が全く足りないということも痛感しました...。

最後に

9日間リモートでのインターンでしたが、最終日はオフィスに伺い、メンターの方とも初めて直接お会いできました。社内の様子やお仕事の様子を拝見し、ランチ会で直接色々とお話ができて、とても濃い最終日になりました。

ランチ風景

2週間、大変お世話になりました。

Web制作の技術に関してはもちろん、提案書の作り方、発表の仕方、コミュニケーションの取り方やINIさんの事についてなど、とても多くのことを学び、自分の成長を感じられました。

今回学んだことを、今後のキャリア形成に活かしていきたいと思います。

INIの皆様、本当にありがとうございました!


髙山さん、ありがとうございました!

2週間とあっという間のインターンシップでしたが、日々真剣に課題に取り組み、発表を聞いていた社員も大絶賛の素晴らしい提案書を作成してくださいました。大学の授業で学んだデザインのスキルを活かしつつ、初めて行った調査や提案書作成では実務に近いフィードバックもあり、インターンシップならではの学びを得られたのではないかと思います。

少し悔しい気持ちも残っていたようですが、Webの楽しさに改めて気づいていただけて何よりです。今回のインターンシップでの経験を通して、さらなる活躍を期待しています!

提案書を作成する中で、特に調査と課題発見の部分に力を入れて取り組んでもらいましたが、INIではデザインや開発は課題解決のための手段として位置づけ、本質的な課題解決を目指しています。

INIにご興味がある方はぜひ採用情報よりご応募ください。インターンシップも通年対応しております。

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