マーケティング勉強会vol.4 河野 武さんと「ネットコミュニケーションとしてのライブの可能性」を学ぼう

  1. マーケティング勉強会vol.4 河野 武さんと「ネットコミュニケーションとしてのライブの可能性」を学ぼう

こんにちは、UX/コンサルティングチームの友常です。

先日河野 武さんのマーケティング社内勉強会を実施いたしましたので、その様子をご紹介します。

2020年から始まったこの勉強会、半年に1回ずつ開催し、今回で4回目になりました。 河野さんの過去勉強会ブログをまず読みたい方はこちらからどうぞ!▽

第1回 最愛戦略とは誠実なマーケティング。提唱者の河野 武さんから思考を紐解く
第2回 マーケティング勉強会 vol.2 河野 武さんと「企業のウェブ戦略」を学ぶ
第3回 マーケティング勉強会 vol.3 河野 武さんと「明日の消費者との付き合い方」を学ぼう

今回の勉強会のテーマは...

今回は、「ネットコミュニケーションとしてのライブの可能性」というテーマで勉強会を行いました。

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この3年間、COVID-19の影響によりオンラインでのイベントが急速に増えており、INIでもZOOMのセミナーを開催していることから社員の関心も高まっているため、このテーマを選びました。

work1: オンラインライブで感じた「いい体験」をシェア

まず、「会話には肴が必要」「インターネットを使えば、時間や距離の制約なく、もっと会話ができる」という内容のお話がありました。

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その後、オンラインライブで感じたいい体験をみんなにシェアしてもらいました。

  • 好きなアーティストのライブを、最前列で見ているように近くで見ることができた。
  • 芸人さんのライブで開始が遅れ、芸人さんとファンの会話が生まれ、好印象になった。
  • 同じ映像を見ている人とコメント欄で盛り上がり、一体感を感じた。

オンラインならではの映像体験や、生ライブならではの臨場感、たくさんの人との共通の体験を通じて生まれた一体感などが話題になりました。

その後は引き続きオンラインライブの特性や、企業がオンラインコミュニケーションでできることについて実例を交えてお話しいただき、様々な気づきがありました!

work2: INIで提供できるライブコンテンツを考えてみよう

最後のワークでは、INIで提供できるライブコンテンツについて考えました。なかなかアイディアが思い浮かばなかったという感想も多かったのですが、

  • 就活生をターゲットにした、オフィス紹介やメンバー紹介
  • Web業界のトレンド紹介
  • 本をベースにした勉強会

など、様々なアイディアがあがりました。

中には、

  • 社長の様子を24時間生配信(!)
  • 執行役員のスプラトゥーン講座、筋トレ講座
  • ディレクターパジャマ座談会

など、業務の枠を超えたユニークなアイディアも出てきました!

河野さんからは「お客様へのインタビュー動画を配信する」という、誰も思いつかなかった素敵なアイディアをいただきました。これには、ぜひやりたい!と社長の和田もノリノリでした。

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メンバーの感想

勉強会に参加したメンバーの感想を一部紹介します。

ワークを行った際にメンバーのオンラインライブでのエピソードを見て、 改めてインターネットの位置付けが変わったのだなと感じました! 同期でも様々な分野で深いつながりを持ったコミュニティやファンを作ることが出来ると感じていて、その上で誰のためにいつどうしてこのコンテンツを発信するのかといったところまで深く考えることでより活用出来るのではないかと思いました。

ユーザー体験におけるリアルタイム性は結構重要な要素だと昔から感じていて、年々様々な分野に取り入れられてきていると感じています。
・タッチデバイス操作時に振動という形で触感を再現する
・人の動きをキャプチャーしてアバターが即時に動く
・位置情報共有アプリの流行
とか。 マーケティング分野におけるライブ配信もそういった変遷の一部なのかなと感じました。 その上でどんなコンテンツが提供できるのか?生放送で商品紹介するだけなら今までと変わらない、じゃあどんな可能性があるか?を考えることは(自分にはちょっと難しかったですが)新鮮でわくわくしました。

オンラインとオフラインどっちがいいというわけではなく、 それぞれの長所があり、楽しみ方があるのだなと思います。
ただ一方で、即レスやアドリブの難しさ、というのはどうしてもついて回るのが印象です。 視聴者に与える影響は大きいですが、編集ができないのでその分配信者側のリスクは常について回るため一歩間違えると企業側的にも少し怖いツールではありますし、かといってライブ配信じゃなくてもいいんじゃ?という内容では 視聴者的にもつまらない、と思った時にガチガチな感じではなく、ある程度崩していくことも大切なのかなとは思いました。

肴と場、リアルタイム性、という盛り上がる条件のお話を聞いて十数年前に動画の上にコメントが流れる動画サービスを初めて見たときに「おぉ~誰かと一緒に見てるみたい~(*゚o゚*)」と感心したことを思い出しました。 ただのコメントだけど動画の上を流れることでライブ(リアルタイム)ではないけどライブ感をうまく演出していてまさに肴と場、リアルタイム性という条件に一致してたんだな~と。 昨今ではオンラインライブがかなり当たり前となりましたが、オンラインライブでも開催する方は発信するだけ、参加者は見てるだけ聞いてるだけ、と「場」の提供がうまくできていなコンテンツもまだまだ多いのかなと感じてます。 提供する肴がWebサイトであろうと動画配信であろうと、実際リアルであろうとなかろうと、肴と場、リアルタイム性のバランスがうまくとれたものを提供できるようになれたらと考えさせられる内容でした。

勉強会を終えて

今回テーマにした河野さんのスライドは2008年に作成されたものでした。当時はインターネットが一般家庭に普及し、掲示板でのコミュニケーションが盛り上がっていた時代でした。そこから15年たった今、技術面の進歩により当時と比べると様々なことができるようになり、可能性が大きく広がりました。

ですが今も昔も変わらず、オフラインの良さもあれば、オンラインならではの難しさもあります。それぞれの特性を理解して、うまく活用していくことが大事だと感じました。

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