【インターンシップ体験記】実務の雰囲気に触れながら改善提案にチャレンジした2週間
こんにちは、INIの阿部です。
毎年恒例になっている学生向けインターンシップ、今年も専修大学から2名の学生さんをお迎えしました。
今回のお題は、実際に弊社が関わったWebサイトのリニューアル案件。提案書をまとめてデザインを作り、最後には社内でプレゼンまで行ってもらうという内容に挑戦してもらいました。
実在する企業様のサイトを題材にしているのでここで成果物をお見せできないのは残念ですが、インターンを通して感じたことや気づきを文章にまとめてもらいました。
今回は2名のうち、Sさんの体験記をご紹介します!
※参加学生のプライバシーに配慮し、イニシャルにてご紹介します
専修大学 Sさんのインターン体験記
8月18日から8月29日の2週間、お世話になりました。専修大学ネットワーク情報学部ネットワーク情報学科3年のSです。
私がINIのインターンシップに参加した理由
私がINIに強く惹かれたのは、人を起点にマーケティングやデザインを行う姿勢に共感したからです。大学で学んでいる知識や技術が実際の現場でどのように活かされているのかを肌で感じたいと考えていました。
特に、少人数チームで異なる職種のメンバーが密に連携しながらプロジェクトを進めるという働き方に興味があり、その一員としてチームに参加し、チームでの仕事を実際に間近で見てみたいと思っていました。
緊張の初日、社員との交流でリラックス
インターン初日はとても緊張していましたが、社員の皆さんが温かく迎えてくださり、話しているうちに徐々にリラックスできました。お昼には将来の働き方や就職後の心構えについてお話を伺う機会もあり、大変勉強になりました。
取り組んだ課題
今回の課題は、ある会員制サービスのWebサイトの改善提案です。
目標は会員登録数を増やすことで、既存サイトの課題を洗い出し、それに対する改善策を考えて提案することが求められました。
課題に取り組むにあたり、まずサイトの問題点を徹底的に調査し、改善策を考えることから始めました。私たちが意識した視点は大きく二つです。
1.ブランドコンセプト
サービスは上品さとおもてなしを重視しており、派手さを避けつつ「感謝」が伝わる表現が求められました。
2.情報設計
ユーザーが迷わず情報にたどり着けるよう、サイトに載せる情報を整理し、画面ごとの構成や見せ方を考えることが求められました。
大学での知識を活かして取り組んだ調査・情報設計
課題の調査を進めるにあたり、まず現状のサイトが抱える問題点を洗い出しました。
続いて、解決策を探るためにいくつかの競合サイトを参考にしました。類似する会員制サービスのサイトを比較・分析することで、自分たちが目指すべきサイト像をより具体的にイメージできました。また、どんな些細な気づきでも言語化して共有することを意識し、整理して人に説明する力を養えたと思います。
次に、改善点を見つけて解決策を考える作業に取り組みました。「なぜその課題が起きているのか」を掘り下げることで理解を深めました。例えば、TOPページから全体像を把握しづらいという課題に対しては、スクロールするだけで入会に必要な情報が得られる構成を提案しました。このプロセスでは、大学で学んだ「ユーザー目線で情報を整理する方法」が役立ちました。
その後、画面設計では、まずワイヤーフレームの一部であるゾーニング(画面の大まかな構成を決める作業)から始め、本設計へと進めました。設計作業にはFigmaを使用し、コンテンツの配置や各セクションに載せる情報を具体化しながら、時間をかけて議論を重ねました。限られた時間の中でしたが、納得のいく設計を作ることができたと思います。ただ、最終的なデザインまで手をつけられなかった点は、少し心残りですが、次の機会に挑戦したいです。
発表会、いよいよ本番!
発表会では、緊張もあって伝えたいことをすべて話すことはできませんでしたが、実際に発表してみて、改めて自分たちの提案の強みや改善点に気づくことができました。社員の方々からは具体的なフィードバックもいただき、
- 課題と改善策の関連を番号などで明確に示すと、より伝わりやすい
- 実際のサイト画面を資料に加えると、改善策の意図が理解しやすい
- ターゲットユーザーの目的や感情を深く掘り下げたうえで解決策を選ぶことが重要
といった学びを得ることができました。大学ではこうしたフィードバックをもらう機会はほとんどないため、発表の経験自体が、課題への理解を深めるだけでなく、プレゼンや提案の伝え方を学ぶ貴重な機会となりました。
インターンシップを終えて
10日間のインターンシップを通して、多くの学びと気づきを得ることができました。普段の大学生活では味わえない実務の雰囲気に触れ、刺激と発見の連続の日々でした。課題に取り組む社員の方々の姿勢や考え方の深さに触れながら、社会人として働くこととは何かについて考える機会にもなりました。
最初は不安でいっぱいでしたが、作業を進めながら社員の方々に指導いただくうちに少しずつやり方がわかり、楽しめるようになりました。分からないこともすぐに質問できる環境のおかげで、作業もスムーズに進みました。
最後になりますが、お忙しい中、私たちのために多くの時間を割いてくださり、的確なアドバイスや温かい言葉をかけてくださったINIの社員の皆様には、心から感謝しています。学びの多い10日間を過ごせたことは、私にとってかけがえのない経験となりました。本当にありがとうございました。
Sさん、ありがとうございました!
10日間のインターンシップでは、作業や課題に積極的に取り組む姿が印象的でした。分からないこともその場で質問しながら理解を深める姿勢は、社会人として大切なスキルの一つだと思います。また、提案や作業を通じて大学で学んだ知識を実務に活かそうとする姿勢も素晴らしかったです。
今回の経験を通して得た学びを、今後の大学生活や将来のキャリアにぜひ活かしてほしいと思います。INIとしても、今回の10日間を通して成長が感じられ、とても嬉しく思っています。
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