マーケティング勉強会vol.5 いちしま 泰樹さんをゲスト講師にお招きして「コンテンツマーケティングの戦略設計」勉強会を開催しました

  1. マーケティング勉強会vol.5 いちしま 泰樹さんをゲスト講師にお招きして「コンテンツマーケティングの戦略設計」勉強会を開催しました

marketing-strategy05-takahashi-01.png

こんにちは!この5月で入社から丸3年を迎える、UX/コンサルティングチームの高橋です。

2024年3月12日に、株式会社真摯 代表取締役いちしま 泰樹さんをゲスト講師にお招きして、いちしまさんが発表された「コンテンツマーケティングの戦略設計- 取り組むべきはオーディエンスビルディング -」を題材に河野 武さんと一緒に、マーケティング社内勉強会を実施いたしましたので、その様子をご紹介します!

今回の勉強会のテーマは...

marketing-strategy05-takahashi-02.png

資料はこちらからご覧いただけます!▽
コンテンツマーケティングの戦略設計 - 株式会社真摯

いちしま 泰樹さん

株式会社真摯 代表取締役 コンサルタント。データの根拠とマーケティング視点を軸に企業のWebビジネスの改善を支援。

詳細は、下記Webサイトをご覧ください。
株式会社真摯 公式サイト いちしまさんのプロフィール

前半:コンテンツマーケティングの戦略設計資料について解説いただく

前半パートは、いちしまさんに資料を解説いただきました!
こちらの資料は80ページにも及ぶ大作なので、今回は私が学びになった3点に絞って内容の一部をご紹介します。

  • 学びその1:オーディエンスビルディング
  • 学びその2:エンゲージメント獲得
  • 学びその3:コンテンツマーケティングの評価

まずはコンテンツマーケティングの定義について教えていただきました。

marketing-strategy05-takahashi-03.png

コンテンツマーケティングと聞くと、制作するコンテンツに意識を向けがちですが一番重要なことは、オーディエンス(一定の熱量を伴った関係性を持つ再アプローチ可能な購読者)と関係性を持つということです。

学びその1:オーディエンスビルディング

marketing-strategy05-takahashi-04.png

オーディエンスビルディングに取り組むことで、安定したトラフィックを期待できます。そのためには様々なチャネルで発信をすることが大切なのですが、ソーシャルメディアによるフォロワーとの関係はプラットフォームに依存しており、その利用方法は時代によって変化があり思うようにアプローチできなくなる可能性もあります。なので、ファーストパーティデータを意識し、自社で所有するチャネルで関係性を作ろう!ということを学びました。

学びその2:エンゲージメント獲得

marketing-strategy05-takahashi-05.png

marketing-strategy05-takahashi-06.png

marketing-strategy05-takahashi-07.png

ユーザーにコンテンツを読んでもらっても、オーディエンスビルディングを意識した場合、次にどんなアクションを期待するか。そして、まだ関係性ができてないユーザーにはどうすれば「次のメッセージ」を届けられるか。そこには関係性の分岐点があるということを学びました。そして、エンゲージメント獲得は、自分たちがコンテンツを通じて有益さ(おもしろさ/驚き/メッセージなど)情報を提示して、「信頼」と引き換えに得られるものであると説明してくださいました。

学びその3:コンテンツマーケティングの評価

marketing-strategy05-takahashi-08.png

コンテンツマーケティングは、以下の2つに分けると評価がしやすいです。

  • オーディエンスを捉えよ
  • エンゲージメント獲得を捉えよ

marketing-strategy05-takahashi-09.png

marketing-strategy05-takahashi-10.pngmarketing-strategy05-takahashi-11.png

marketing-strategy05-takahashi-12.png

オーディエンスを捉えるとは、コンテンツの反応だけを評価するのではなく、オーディエンスに目を向けるということです。Webサイト、SNS、メール等それぞれで関係性のあるユーザーをどれだけ作れたかを把握することが大切です。
しかし、時代と仕様の変化やデータ分散により、期待通りに計測されないのが現状です。全てを計測、把握することは難しいため、俯瞰で見つつコンテンツごとの評価はほどほどに留めて、期待するアクション誘発にはこだわりましょう。分析よりも関係性作りに力を入れることが重要です。

marketing-strategy05-takahashi-14.png

marketing-strategy05-takahashi-15.png

また、エンゲージメント獲得を捉えるとは、重要だと考えるアクションをきちんと計測するということです。結果的に、コンテンツで期待したアクションが実際にはどうなったのか、立体的に把握しやすくなるということを学びました。

勉強会の様子

コロナ禍以降、ずっとオンラインで開催しているマーケティング勉強会。
スクショタイムの様子をご案内します!

marketing-strategy05-takahashi-16.png

marketing-strategy05-takahashi-17.png

マヨ(友常さんの飼っているワンちゃん)がちらりと見えて愛おしいですね・・!!みなさん探してみてください。(難易度はやや高いかも?笑)

後半:ワークタイム

後半は参加者のみなさんのワークタイム!今回は事前ワークを実施し、回答を発表してもらう形式で行いました。Work1では資料の感想や質問、Work2ではいち生活者として自分の体験について質問しました!

marketing-strategy05-takahashi-18.png

marketing-strategy05-takahashi-19.png

▽沢山の回答が集まりました!

marketing-strategy05-takahashi-20.png

発表の一部を紹介します。

〜ブログ作成、SNS発信をする場合に気づきとなったところは?〜

marketing-strategy05-takahashi-21.png

欄外にも沢山書いていただきました!

PVばかりに注目が集まりユーザーとどう関係性を作れたかはないがしろにしがち
自社ウェビナーでもついつい応募者数、視聴者数、アンケート回答数など数字に注目しがちなときがある。が、関係性を評価できるような取り組みができているのか?を考える必要があると感じた。

集客とコンテンツを届けるは異なる
自社マーケティングでは各チャネルをもっぱら集客ツールとしてしか扱えていない。各チャネルでの関係性を温めることはできていない&ユーザーからアクションがあったとしてもうまく活かせていない。

ディストリビューションは難しくなりつつある
たしかにSNSなど各チャネルからの集客はあまり効果が出ていないのでは?(有料広告は別として)自社プラットフォームでの動画配信だけで手一杯になってしまっていたが、各チャネルで楽しんでもらうためには動画のハイライト切り出し&振り返りコメントとかでポストしたり、そのチャネル専用のコンテンツとして加工し直す必要があるのかも

これを受けて、いちしまさん、河野さんからは「PVは悪いことをしようと思えば、測定側の都合で操作可能な数値という観点をもつことは重要です。また、SNSに常に変化がある現代では、オーディエンスに対してどういうアプローチをとるべきなのかを考えることが大切」とコメントいただきました!

そして、私が特に面白いなと思ったのが、こちらの意見です。

〜企業が「自分」に必要なコンテンツを届けようと思ったらどうしたら自分に届けられると思う?〜

marketing-strategy05-takahashi-22.png

企業が自分に必要なコンテンツを提供するためには、私の好みや興味を理解し、それに基づいて戦略的なアプローチを取る必要があるかと思います...。(これには、私が好きなアーティストや視聴している動画、SNSの内容を綿密にリサーチし、特定することが含まれます!)
また、私自身にアンケートを実施し、直接的なフィードバックを得ることも重要です。これにより、私が最も関心を持ち、積極的に参加しているエリアに焦点を当て、コンテンツを展開していくことが可能となるのではないかと思います。

たしかに、自分の推しや好きなブランドのためであれば、簡単なアンケートなど答えてもいいな、と思える人は結構いるのではないでしょうか?(私も推しのためなら躊躇なく答えられます笑)
これはまさに資料の「ファーストパーティーデータとは、信頼のために得られる」という点だなと思いました!
これを受けて、いちしまさん、河野さんからは「個人情報は常にアップデートされていくものです。また、回答してくれたデータが本当に正しいかはわからない。きちんと答えてくれそうな信頼できる人に聞くことも大切です。そのために、段階的なアプローチが重要です。」とコメントいただきました!

いちしまさん、河野さんの総括

総括として、下記のコメントをいただきました。

  • コンテンツ作りは人の才能に依存してしまう節がある
  • そもそもコンテンツ作りをする必要があるのかを考えよう
  • 自分にできる貢献はなにか見つめ直そう
  • 組織・企業としてコンテンツを作り続けることは、とても体力が必要

  • そもそも「コンテンツ作りの必要が本当にあるのか?」という大前提から見つめ直す必要がある、という説明を受けて、参加メンバーも「深すぎる」と大絶賛でした!

    メンバーの感想

    勉強会終了後に、参加メンバーから感想を聞いてみました!一部をご紹介します!

    「気づき」についてスライドにいくつか記載させていただきましたが、当日取り上げて会話させて頂けて嬉しかったです。スライドに書いた以外にも、いちしまさんの資料には学びが沢山ありました。自社のマーケティング活動に1年従事してきて、もうできることは無いんじゃないかと思い込んでしまっていたのですが、「まだまだやれることはこんなにある!」と驚き&喜びと同時にリソース足りない問題が頭をよぎり複雑な気持ちです。
    しかしながら、「選択あるいは優先度を設けよ」といちしまさんが書かれていたように、 限られたリソースをどこに使うべきか、目的→ゴール→戦略を決めることから取り組めたらと思います。

    私は普段はエンジニアリングの仕事に多く携わっております。それとは別に個人開発でゲームのCGMのサイトを運営しておりまして、今回のコンテンツマーケティングについて非常に興味深く聞かせて頂きました。
    コンテンツマーケティングとは「オーディエンスとの関係性作り」といのは目からウロコでした。お話しをお伺いしているうちに、ユーザーをオーディエンスと表現されているのが本質ついていると唸らされました。
    私が事前アンケートで上げたよく見ているコンテンツは、任天堂だったり、アップルなのですが、昔から大好きな企業です。文章のコンテンツだけでなく、時折開催される発表会をリアルタイムで観るほどです。これは音楽やラジオをはじめとしたアーティストとファンの関係性と一緒だなと気付かされました。まさに僕は企業のコンサート(発表会)のオーディエンスになっていたなと。
    さらにお話しを聞いて思い出したのがジャンプです。最近、元ジャンプ編集長の鳥嶋さんのインタビューを読んだのですが、マガジンはストーリーでマンガを作り、ジャンプはキャラでマンガを作るとのことです。これを今回のお話しに当てはめてみると
    - マガジン: コンテンツ発想
    - ジャンプ: オーディエンスとの関係性発想
    なのかなと。キャラでマンガを作ると、どっかで聞いたことあるストーリーだとしても、キャラが好きで読みたくなる。最後のお話しにあった企業のコンテンツ担当者についても同じで、自分が気になるコンテンツは担当者そのものに惹かれている事が多いです。
    今後、弊社や自分のメディアを成長させるためにもこの視点を忘れずにマーケティングをしていければと思っております。

    勉強会を終えて

    今回の勉強会のテーマは、毎日SNS等沢山のコンテンツに触れている現代にとって、とても身近に感じられる内容でした。

    誰でも気軽に発信ができる世の中で、コンテンツが飽和状態のいま、「関係性のあるオーディエンス」をどれだけ作れるかが鍵になるのだなと大変勉強になりました!

    今までコンテンツそのものにしか目を向けていませんでしたが、いちしまさんのお話を聞いて確かにWebサイトやSNSなど、常に変化している今正しく測定することはかなり難しいと痛感しました。どのようなオーディエンスが、どのようなコンテンツで、どのような反応をしているか、オーディエンスを軸に考えて捉えていきたいなと思います。

    河野さんの過去勉強会ブログを読みたい方はこちらからどうぞ!▽

    第1回 最愛戦略とは誠実なマーケティング。提唱者の河野 武さんから思考を紐解く
    第2回 マーケティング勉強会 vol.2 河野 武さんと「企業のウェブ戦略」を学ぶ
    第3回 マーケティング勉強会 vol.3 河野 武さんと「明日の消費者との付き合い方」を学ぼう
    第4回 マーケティング勉強会vol.4 河野 武さんと「ネットコミュニケーションとしてのライブの可能性」を学ぼう

    一緒に働きませんか?

    INIでは、このように各方面のプロフェッショナルをお招きして社内勉強会を開催しています。会社や先輩たちのネットワークを利用させてもらい、私のようにメンバー発信で勉強会を企画/実施も出来る環境です。

    私たちの考え方や活動に共感してくださり一緒に働きたいぜ!という方は、メールでもFacebookでもWantedlyでもご連絡Welcomeです。お待ちしてます!

    サービスに関するお問い合わせ

    マーケティング、フロントエンド、バックエンドの知見と経験で、企業と生活者のより良いコミュニケーションをご提案します。

    microCMSを活用したWebアプリケーション構築術